61歳、エンジニア一筋40年、タクシー運転手を挑戦した理由&やってみて感じたこと
Interview 39
田村 潤Tamura Jun
箕面営業所乗務員
2021年入社
更新日:
61歳、エンジニア一筋40年、タクシー運転手に挑戦した理由
こんにちは、箕面営業所で乗務員をしている田村です。
私は、今までエンジニア一筋でやってきました。
具体的には、半導体のプロセス開発や、オーディオ用真空管のプロセス開発などに40年間従事していました。
そして会社の合理化の方針で、60歳以上の開発人員は解雇を受けて退職が余儀なくなりました。
その後、ハローワークを中心に再就職活動を行いましたが、前職が特殊な開発職である事から
経験を活かした職種に応募しても面接の機会すらありませんでした。
そういった経緯で、タクシー運転手を検討したのですが、
タクシー運転手は二種免許は必要ですが、健康な限り働ける事を知りチャレンジすることに決めました。
通勤で40年ほぼ毎日、車の運転をしていた事もあり向いているかも知れないなとも思っていました。
そして、転職サイトのdodaで未来都を知り、説明会で詳しくお話を聞きました。
勤務シフトや二種免許取得の費用も会社が負担している事はもちろん、
未来都の社風や稼ぎ易い環境など、所長さん自ら熱心に説明して下さり、挑戦してみようと思いました。
エンジニア時代には無かった「人に向き合う」タクシーの仕事。苦労もあるが充実感もある。
昼勤で実際に働いてみると、朝が早くて慣れるまでには時間が掛かりましたが、
結果的に以前より規則正しい生活になり、健康的になりました。
そしてタクシーは流し営業が中心だと思っていましたが、
会社の無線配車やGO、Uberなどのアプリ配車システムと、
それらに連動したナビゲーションや自動日報システムのお陰で初心者の私でも、
さほど不安なく営業することが出来ています。
正直、実際にやってみるまでは不安でしたが、最初の1,2週間だけでしたね
タクシーをやってイメージが変わったのは「ありがとう」の言葉をたくさん頂けることですね
お年寄りや障害を持つ方の、買い物や病院への送迎が比較的多いのですが、
降車される際には感謝のお言葉を頂ける事は、人の役に立っている実感がありますね
エンジニア時代にはあまりないことだったので新鮮です。
そして安全にお客様を目的地にお送りすることは責任がありますが、
責任を毎回感じることが出来るため、しっかりと仕事が出来た時は充実感があります。
毎日お客さまから教えて頂く裏道や行先の情報は、今後の営業に役に立つ事が多く勉強になりますし、
道や土地を知ることは楽しいですね
一方で新人の時に、お客様の希望の経路を間違えて怒られたこともありました。
今では細かく道順を聞くようにして慎重に運転していますが、それでも中には
目的地の表現が抽象的かつ主観的な方も多く苦労しますね
タクシーは運転業ではありますが、主には接客業なんだなと実感します。
モノに向き合っていたエンジニア時代には無かった苦労ですが、
その分、接客業で得られる満足感をしみじみ感じています。
タクシー運転手は、仕事に使命感を持ち、メリットの多い働き方が出来る!
エンジニアからタクシー運転手に転職して感じたことは、タクシー運転手は、
公共交通の担い手として社会的にも重要な仕事だと感じています。
健康な方々を送迎する際はもちろんですが、特にお体に不自由を抱える方を
ドアツードアで送迎する際には使命感を感じています。
あとは仕事の量も自分の裁量の範囲で行う事が出来て、頑張れば成果を上げられる事も出来るのが良いですね
また前職と違い、平日休みがあるのが気に入っています。
今までだったら、敬遠していた行楽地や写真撮影ポイントにも出かける事が出来るようになりました。
仕事終わりには、音楽鑑賞やビデオで映画鑑賞をしたり、撮影した写真の現像作業をして過ごしています。
私は、60歳を超えて入社しましたが、私たち世代は年金も少ないことと
趣味の写真撮影旅行を続けて行きたいので、健康で運転に不安を感じない限り続けたいですね。
タクシー運転手は、二種免許と言う資格がある限り、60歳以降も働く事が出来る職種です。
免許の取得は、私のように60歳を超えても少しの努力で取得することが出来ました。
転職を考える方は、今までの経験職種に拘ると思います。
私もそうでしたが、難しい場合は拘りを捨てて新しい事に挑戦することも大事だと感じています。
未来都はそのような人材を求めていると思います。皆さんも一度説明会に参加してみては如何でしょうか?
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