タクシーの生涯年収は大手企業を上回る!?

皆さんは就職先を探す時、自分の年齢で稼ぐ平均年収(一年間の給与)を調べて、今の自分と比較したりすると思いますが、定年になり退職するまでに稼ぐトータル収入を考えたことはありますか?

調べてみると意外な真実が見えてきました。

 

今回は「タクシードライバーの生涯年収」について、他の業界や大手企業に勤め続けた場合と比較しながら検証していきます。

 

目次

▼サラリーマンの生涯年収は平均1.5億円

▼業界によっては1.5億円に満たない場合も

▼平均以上の生涯年収を稼ぐには何が必要?

▼タクシードライバーは意外と狙い目!?

理由その1 新社会人一年目から課長クラスの収入

理由その2 長く働くことができる

理由その3 誰でもなれる(年齢・経歴不問)

▼タクシードライバーの年収モデル(生涯年収)

▼定年まで同じ会社で働くことが少なくなっている

▼出世や収入アップのために働くことがストレスに感じる人も多い

▼タクシードライバーに向いている人

▼自分の場合はどうだろう?そう思ったら、お気軽にご相談ください

サラリーマンの生涯年収は平均1.5億円

平均的な労働者の生涯年収を計算してみます。

新卒から定年まで働くことを想定し、年齢ごとに推移する平均年収を国民の平均年収と同じ368万円として計算すると、40年間で1憶4720万円を稼ぐことになります。

 

※年収データは厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」を基にしています

業界によっては1.5億円に満たない場合も

国民の平均年収で算出すると1憶4720万円の生涯年収ですが、業界ごとの数値には大きな開きがあります。タクシードライバーへの転職者が多い業界の生涯年収を見てみます。

 

小売業1憶4784万円

(平均年収369.6万円)

福祉1憶4000万円

(平均年収350.0万円)

トラックドライバー(運輸業):1憶3368万円

(平均年収334.2万円)

飲食業・観光業(宿泊業、飲食サービス業): 1憶2336万円

(平均年収308.4万円)

 

これらの業界に製造業(平均年収352.0万円)を加えると、労働者人口の65%を占めています。つまり、国民のほとんどは生涯年収が1.5億円に届かないことになります。

平均以上の生涯年収を稼ぐには何が必要?

生涯年収1.5億円以上を稼いでいる人にはどんな人がいるでしょうか。

高収入となる人には以下のような傾向があります。

 

・4年生大学を卒業している(院卒含む)

・大手企業(従業員数1,000人以上)に勤務している

・勤続年数が長い

・士業などの専門職に就いている

・個人事業主

 

これらの条件に当てはまるものが多いほど高所得となる傾向があります。

中には、人並の努力では達成できなかったり、出世の椅子取りゲームのように周りの環境に左右される条件もあります。

タクシードライバーは意外と狙い目!?

有名大学から大企業に就職してキャリアをスタートしたり、国家資格を取得しなくとも平均以上の生涯年収が稼げる職業があります。それがタクシードライバーです。

 

タクシードライバーがおすすめな理由をご説明していきます。

 

 

理由その1 新社会人一年目から課長クラスの収入

歩合制で売上が上がれば収入も比例して上がるタクシードライバー。

業界未経験の新人で、1年目から年収700万円を超えているドライバーもいます。

ちなみに年収700万円というと、トヨタ自動車などの一流企業に勤める30歳以上のサラリーマンと同じ年収水準になります。

 

一方、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、課長職の平均年収は男性で532万円というデータがあります。

大卒で入社し20年間同じ会社に勤めた課長の年収を、タクシードライバーをはじめたばかりの21歳が超える可能性も十分にあります。

 

 

理由その2 長く働くことができる

タクシードライバーの最年少は普通免許の取得から3年後の21歳です。大卒に比べると1年前倒しで働きはじめることが可能です。

また、最年長はというと70歳を超えても現役のドライバーも珍しくはありません。非常に長い期間、TOPクラスの年収で活躍し続けることができる職業です。

 

他に現役が長い職業というと、個人事業主、弁護士などの士業、介護業界、クリエイターなど、特別なスキルが必要な職業が多くなります。

 

タクシーは新規参入が規制されているので競合性が低く公共交通機関としても根付いていることも非常に心強い要素です。経営不振によるリストラのリスクも一般企業に比べて圧倒的に低くなります。

 

離職率が低いこともタクシーの特徴です。仕事へのストレスが少なく色々と融通の効きやすいタクシードライバーは、育児との両立や、育児が落ち着いたタイミングで復職することができ、とても長く続けられる職業です。

 

 

理由その3 誰でもなれる(年齢・経歴不問)

タクシードライバーになるためには、特別な経験やスキルはなにも必要ありません

最低限、安全にお客様を送迎するための運転スキルとコミュニケーション能力があれば問題ありません。

 

タクシードライバーをはじめるには、早すぎたり、遅すぎることもありません。どんな人でも、思い立った時にキャリアをスタートできることが、タクシーが誰にでもおすすめできる理由のひとつです。

 

※普通免許は必須

タクシードライバーの年収モデル(生涯年収)

未来都の給与実績からタクシードライバーの収入モデルケースを見てみます。働き方によって幅があるので複数のケースで検証します。

 

未来都のドライバーの平均年収456万円

・年収456万円×40年=1憶8240万円

 

営業方法を少し工夫すれば到達できる年収500万円

・年収500万円×40年=2億円

 

ベテランドライバーや優秀な新人ドライバーが稼ぐ年収700万円

・年収700万円×40年=2.8億円

 

さらに、定年制度がないタクシー業界では、70歳までの約50年働くことも可能です。

・年収456万円×50年=2憶2800万円

・年収500万円×50年=2億5000万円

・年収700万円×50年=3億5000円

 

生涯年収だけで比較すると、タクシードライバーは大手企業のサラリーマンや公務員として勤め続けた場合と同程度の収入が見込めます。この職業に就く難易度やワークライフバランスを考慮すると、皆さんはどちらの働き方が理想的ですか?

定年まで同じ会社で働くことが少なくなっている

年次が上がるごとに年収が増加していくには、同じ会社に継続して勤務し続けることが前提になります。しかし、今の日本企業の多くは終身雇用制度は崩壊していると言われるように、定年まで安定して働ける方の方が少なくなっています。そして転職を複数回、経験する人の割合が年々増えています。

 

例えば、銀行員をはじめとした金融業界では、一部のポジションに就いている人以外は50歳前後で出向や転籍することが一般的になっている業界や、IT業界の様に常に最新の技術を学ばないとならないため、40歳代・50歳代で、業界をリタイヤせざる負えない業界、飲食業界やトラックドライバーや工場や建設業の現場作業員の方なども体力的な問題から50代で転職せざる負えない業界もあります。

この様に定年まで安定して働くことは想像以上に大変だということが分かります。そして今後の日本経済を考えるとさらにこの現状は厳しくなっていくことが予想されます。年金受給年齢が70歳への引き上げが検討されている状況を考えると、長い目で見たときのキャリアプランの選択はとても重要になってきていると言えるでしょう。

出世や収入アップのために働くことがストレスに感じる人も多い

日本生産性本部と日本経済青年協議会の「働くことの意識」調査結果によると、人並み以上に働きたいと答える新入社員の割合が年々低下し、人並みで良いと答える割合が増加しています。

 

自身の趣味や家族との時間といったプライベートの充実を求めて、ワークライフバランスを重視する人が増えているようです。

タクシードライバーに向いている人

タクシードライバーは年功序列による評価制度がないため、他の職業と比較すると大学や短大、専門学校を卒業したばかりの20代では同じ年齢の平均年収より稼ぎやすいという特徴があります。

 

また、定年後の再雇用時にも年収が下がることもありませんので、やりたいことが見つかっていない若者や、企業勤めを早期退職でリタイヤした後に自分のペースで働きたい人にはとても相性の良い職業だと言えます。

 

他にも、下記のような内容に当てはまる人は年収アップのチャンスがあります。

一度、タクシードライバーを検討されてみてはいかがでしょうか?

 

・現在、フリーターや非正規で働いている

・転職が多く出世コースからは外れている ※年収の伸びは勤続年数に比例します

・現在、従業員数100人未満の中小企業に勤めている

・女性 ※一般的に男性の給与が高くなる傾向にありますが、タクシーは完全に平等

・休職期間がある

・ワークライフバランスを最重要視し、それなりの給料が欲しい

自分の場合はどうだろう?そう思ったら、お気軽にご相談ください

ご自身の目標年収やご希望される働き方のなど、一緒に考えさせていただきます。

ぜひお気軽にお問合せください。

 

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