タクシー運転手が実践!道の覚え方・道路を覚えるコツ【6つのポイント+α】

これからタクシー運転手になる人で「道を全然知らないけど大丈夫かな」と不安だったり、「普段運転していてもあまり道を覚えられない」という人も多いと思います。

 

そんな人も安心してください。実は、道を覚えるにはコツがあります

 

今回の記事では、そんな道を覚えるのが苦手な人でも効率よく覚えられるコツや手順をご紹介していきます。

効率的なルート選択で売上アップにつなげたいドライバーにも役立つ情報です。

目次

▼地理は苦手?地理は世の中を知れる楽しく・興味深いもの?

▼コツをつかめば誰でも道路は覚えられる。道の覚え方6選!

1. 交差点や通りを名前で覚える

2. 建物やランドマークの目印を覚える

3. 地図やナビで下調べしてから、実際に走行する

4. 人から教えてもらう

5. 一日の営業終わりに復習する

6. 変化に興味を持つ

▼「ナビを使うと覚えられない」は嘘

▼どうしても覚えられない人は自転車で行ってみると良い!?

つぶやきながらの走行も効果的!?

最も大切なことは、実際に走り回ること

▼タクシー運転手はやりがいのある仕事

地理は苦手?地理は世の中を知れる楽しく・興味深いもの?

本題に入る前に、少し地理に対する持論をお話しさせていただきます。

地理や地図に苦手意識がある方の多くは、普段、運転をしなかったり、地図を見る習慣がない方が多いです。
誰でも慣れてないことをするのはストレスを感じますね。そしてこれが地理が不安になる大きな原因になっていると考えられます。

そのため、最初は苦痛でも日々日々地理を意識したり地図に触れる生活をすると、殆どの人が自然と慣れていくものです。
さらに「地理を知ることは街を知ること、世の中を知ること」になりますので、基本的に「地理はとても興味深く楽しいもの」でもあります。
世の中には地理オタクや地図マニアもいて、眺めているだけで楽しいという方も多くいますよね。

実際に、今まで地理が不安だった新人タクシードライバーが、気付けば「地理マニア」になっている人も、今までたくさん見てきました。

以上、そんな視点で地理を考えて頂くとちょっと楽な気持ちになると思います

コツをつかめば誰でも道路は覚えられる。道の覚え方6選!

最近は、車載カーナビやスマートフォンアプリが便利になってきているので、道を知っていないといけない状況は以前より少なくなっています。

しかし、タクシー運転手の仕事をしていると、臨機応変な対応が求められることもありますし、迷いがながらの運転は安全な運転をするためにもよくありません。

そんな運転に対する苦手意識の克服のため、少しでも早く道を覚えるためのコツや心掛けをご紹介していきます。

これを実践するだけで格段に覚えやすくなること間違いなしです!

 

1. 交差点や通りを名前で覚える
2. 建物やランドマークの目印を覚える
3. 地図やナビで下調べしてから、実際に走行する
4. 人から教えてもらう
5. 一日の営業終わりに復習する
6. 変化に興味を持つ

 

以下で詳しく解説していきます。

 

 

1. 交差点や通りを名前で覚える

まずはじめにすべきことは、主要な道路や線路などを名前と一緒に覚え、頭の中におおまかな地図を描くことです。そうすることで、今自分がどのあたりを走っているかを把握することができ、方向感覚が身につきます。

 

手順としては、地図を見てなんとなく把握してから、実際に走ってみて景色と紐づけしていくのがおすすめです。よく使う道や営業所の近辺など、慣れ親しんだ場所から徐々に範囲を広げていくと、覚えやすいと思います。

 

交差点の名前を覚えることも重要です。道路と交差点をそれぞれを覚えていくことで、つながりが明確になりますし、お客様から「〇〇の交差点を右に行ってください」といった注文が入ることも少なくありません。

 

また、交差点名は周辺の地名の他、駅や学校などの名前が使用されていることが多いので、周辺の地理をまとめて覚えられるので便利です。

 

2. 建物やランドマークの目印を覚える

主要な道路や交差点を把握したら、次は実際に走行しながら目で見た情報を頭の地図に追加していきます。

交差点名や道路名がないようなところでも土地によって特有の建物や景色が必ずあるので、道を覚えるのにとても役立ちます。

 

ガソリンスタンドやコンビニなどの店舗を目印にしたり、色や形が特徴的な風景を目印にしたり、自分にとって印象的な目印を決めると忘れにくいです。

 

ただ、お店はなくなったり風景も変わってしまうことがあるので、ひとつの目印だけをあてにするのは要注意です。よく使う道は「〇〇を過ぎたら曲がる」「〇〇まで行ったら行き過ぎ」のような、前後の目印も一緒に覚えておくと、ミスがあってもカバーできます。

 

どうしても似た景色で勘違いしたり、うっかり間違えてしまうこともありますので、はじめのうちはナビをセットしながら自分の記憶で走るのが良いでしょう。昼と夜で印象が変わることもあるので注意が必要です。

 

3. 地図やナビで下調べしてから、実際に走行する

1と2で道を覚える順序をご紹介しましたが、ここからは勉強法になります。

 

道を覚えるには予習がすごく重要です。
地図やナビで下見を行ってから実際に走行する場合と、まったく知らない状態で走行する場合とでは覚えるまでにかかる時間や走行回数に大きな差が出てきます。

 

また、下調べをしておくメリットとして、わからない場所に来てしまってもある程度の準備ができている分、予想が立てられることは大きなメリットです。
余裕をもって安全に運転でき、記憶にも残りやすいので予習の効果はとても大きいです。

 

予習には紙の地図を活用することも有効ですが、Google マップだと風景も見られるので非常に便利です。

 

4. 人から教えてもらう

勉強の場合、自分で調べることが基本になりますが、人に教えてもらうことでさらに効率よく覚えられます

 

(1)ドライバーに聞く

同じ営業エリアで働く先輩ドライバーに、よく使うルートやお客様を見つけやすい場所などを聞いてみましょう

 

職業病と言うと大げさですが、タクシー運転手は地理が好きな人が多いです。
中にはタクシー運転手になる前から地理が好きな人もいますが、ほとんどは詳しくなる過程で好きになっていく人が大半です。そういったドライバーは質問されると嫌な顔せず、とてもマニアックな道まで教えてくれるでしょう。

 

未来都の営業所でも、休憩時間に地理談義で盛り上がっているのを見かけます。
世話好きなベテランドライバーも多いので、新人に道を聞かれるのが嬉しいというのもあると思います。

 

(2)お客様に聞く

お客様に道を聞くことを「恥ずかしいこと」と思う人もいるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。

 

タクシー運転手は経験を踏むと道に詳しくなっていきますが、それでも地元の人にはかないません。大通りを避けた裏道や車でも通りやすい道など、お客様の方が詳しいことも少なくありません。

 

未来都では、希望のルートと目的地を聞くことはセットで必ず行うべき応対マニュアルとしています。これはクレーム対策(顧客満足度アップ)の意味合いも含んでいますが、ドライバー自身が学べる絶好の機会です。効率的に学び、売り上げアップを目指していきましょう。

 

5. 一日の営業終わりに復習する

タクシーの営業は、1日に20~30組といったお客様を送迎します。

そのため、営業中に気づきや学びがあっても、意識的に振り返ることをしないとすぐに忘れてしまいます。

 

後から見直すと「まっすぐ行けばここに繋がっていたんだ!」「あそこを曲がった方が良かったのか、今度試してみよう!」と意外な発見も多く見つかり、急なルート変更への応用力が身につきます

 

また、売り上げアップにはお客様の数を効率よく増やしていくことが必要不可欠ですので、最適ではないルートを使い続けるということは収入をさげることに繋がります。

 

6. 変化に興味を持つ

記憶の定着にとって、興味を持つことは様々な相乗効果を生み出します。

 

興味を持てると作業的に覚えようとするよりスムーズになり、次から次へと知りたい欲求が出てくるのでストレスがなくなります
また、地理は会話のネタとしても非常に便利で、人に話すことでも記憶が深まります。

色んな道を試しながら、頭の中の地図の完成度をあげて行くことを意識してみましょう。

「ナビを使うと覚えられない」は嘘

プライベートでしか運転しない人の場合や、よっぽどナビに頼っている人の場合は「ナビを使うと覚えられない」は当てはまると思いますが、タクシー運転手の場合は何度も同じ道を通るので道を覚える気があれば覚えられます

 

むしろ不安でソワソワしながら走行すると精神面のプレッシャーから記憶力の低下に繋がるので、不安な人はナビをセットした上で、情報を取り入れることを意識しながら運転する方が良い結果に繋がります。

また、年齢のせいで記憶力が落ちると言われますが、そう思い込むことがさらなる記憶力の低下を及ぼします。中高年の人も自信を持って運転することが大切です。

 

自信を持つためにはゲーム的思考を持つと良いと言われています。
戦略を立てて行動に移し、予想と反する結果になっても失敗と捉えずに事実だけを受け止めて改善していきます。何事も前向きに考えることが重要です。

 

どうしても覚えられない人は自転車で行ってみると良い!?

営業中は実践できませんが、どうしても地理が不安な人や、一日でも早く稼げるようになりたいという人におすすめの方法です。

自転車で街を散策すると、車両から見るのとは速度や景色がかわるので得られる情報量が多くなります。また、運動しながらというのも、記憶が定着しやすくなると言われています。

 

つぶやきながらの走行も効果的!?

営業中にできる対策として「独り言をつぶやく」こともおすすめです。
声に出すことで耳からの情報に変換されるので、お客様を探している時やメインの営業エリアに戻る時など試してみてください。

 

最も大切なことは、実際に走り回ること

予習や復習は大切ですが、一番大切なのは実際に走ること。どんな人でも1年頑張って続けていれば道を覚え自信がつきます。そこまで行けば余裕が生まれるので仕事が楽しくなってくるでしょう。

 

まずは、大まかな地理を把握したら、あいまいな場所や苦手な道は何度も走ってみましょう。反復することで忘れにくくなりますので繰り返し走ってみる事が一番の近道です。

 

それでも不安な人は「実は、ベテランドライバーでも得意なエリア以外はあまり詳しくないこともある」ということを頭の片隅においていてください。完璧である必要はありません。

 

▼タクシードライバー転職に不安な人はこちらも参考にしてください

参考記事:不安から学ぶ!タクシードライバー転職の基礎知識

参考記事:未経験ではじめるタクシードライバー転職

 

タクシー運転手はやりがいのある仕事

タクシー運転手はストレスがほとんどなく、頑張れば頑張るだけ給料に反映される仕事です。困っている人のために働く、とても貢献性の高い仕事でもあります。

 

不安がある人はお気軽にご相談ください。実現したい働き方など、一緒に考えさせていただきます。

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