タクシードライバーになるために必要な「地理試験とは?」

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目次

▼地理試験の概要とタクシーセンターについて

▼地理試験の受験が必要なエリアは?

▼地理試験の受験料は?

▼地理試験の具体的な問題内容「過去問題」について(大阪)

▼地理試験の合格率と試験対策・地理の覚え方について

▼地理試験についてよくある質問

1.  地理試験の合格率は?

2. 問題集はどこで手に入る?

3. 試験はいつ受けられる?

4. 試験会場は?

地理試験の概要とタクシーセンターについて

タクシードライバーになるために、地理試験という試験に

合格しないといけなのをご存知でしょうか??

今回は、地理試験とはいったいどういったものなのか?

具体的な内容や難易度、試験対策、地理の覚え方についてお話ししたいと思います。

 

尚、地理試験は、全国的に必要な試験ではなく、東京や大阪、神奈川県の一部の地域で

タクシードライバーになるために必要な試験です。

 

試験は全40問で、80%以上の正解で合格です。

試験会場は各地域のタクシーセンターで行われ、ペーパーテスト形式です。

・大阪タクシーセンター (大阪府大阪市鶴見区鶴見4-5-9)

・東京タクシーセンター (東京都江東区南砂7-3-3)

・神奈川タクシーセンター (神奈川県横浜市中区日ノ出町2-130 2F)

 

尚、上記のタクシーセンターで、過去の問題集「地理試験問題例集」を購入可能です。

大阪の場合は、過去問題集の値段は500円です。詳しくは以下の大阪タクシーセンターのHPをご覧ください。

公益財団法人大阪タクシーセンター(外部サイト)

地理試験の受験が必要なエリアは?

以下のエリアでは、タクシーの営業を行うために地理試験を受験する必要があります。

 

・東京都:23区、三鷹市、武蔵野市
・神奈川県:横浜市、川崎市、横須賀市、三浦市

・大阪府:大阪市、池田市、箕面市、茨木市、高槻市、摂津市、島本町、豊中市、吹田市、東大阪市、八尾市、守口市、門真市、堺市、高石市、泉大津市、和泉市、忠岡町

地理試験の受験料は?

大阪・神奈川のタクシーセンターで受験する場合は3,400円、東京の場合は6,400円となります。

地理試験の他にも研修などでも受講料は必要となりますが、基本的には会社負担となりますので、受験の前にしっかり確認しておきましょう。

地理試験の具体的な問題内容「過去問題」について(大阪)

地理試験は全40問です。問題1~3に分かれていて、具体的には以下のような問題がでます。

最初にお伝えしておきますが、初めて見た方には非常に難しく、あきらめたくなるかもしれませんが、

大阪の場合は、試験対策としてタクシーセンターで4日間の講義があるので、

基本的には殆どの方がきちんと講義を受ければ1回で合格できるレベル感となっています。

一般的に地理試験が難しいのは東京なので、東京のイメージがそうさせているのかもしれません。

 

問題1 25問(〇✖問題)

・日本銀行大阪支店は、御堂筋沿い、北区中之島にある。

・浜寺公園は、大阪臨海線沿い、堺市堺区大浜西町にある。

・大阪赤十字病院は、上本町6交差点の南東、天王寺区筆ヶ崎町にある。

・ヒルトン大阪は、四ツ橋筋沿い、北区梅田にある。

・ユニバーサルスタジオジャパンは、此花通り沿い、此花区酉島にある。

・・・・etc

 

問題2 5問(選択肢式問題)

・国道2号と四ツ橋筋が交わる交差点は(  )である。

・谷町筋と谷町9交差点で交わる道路は(  )である。

・御堂筋と本町通が交わる交差点は(  )である。

・なにわ筋と中央大通りが交わる交差点は(  )である。

・長堀通の玉造交差点で交わる道路は(  )である。

(南森町、桜橋、千日前通、本町3、野田阪神前、阿波座1、玉造筋、中央大通り)

 

問題3 10問(10か所の施設等の位置を2枚の地図上から選択する問題)

・帝国ホテル大阪

・京セラドーム大阪

・肥後橋

・大阪拘置所

・十三市民病院

・・・etc

 

この様に主要な道路や交差点、橋、有名な建造物やランドマーク、公園、名所、旧跡などの

場所に関する問題になっています。

 

また2015年10月1日に、新たに「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」が

追加されています。具体的には以下の様な内容です。

・法令(道路運送法・タクシー業務適正化特別措置法・その他の関係法令に関する事項など)

・安全(当該指定地域における交通事故の発生状況・交通事故の防止及び事故発生時の措置に関する事項など)

・接遇(タクシーの運転者の基本的な心構え及び接遇に関する事項・高齢者・障害者等の乗車・降車等におけるタクシー運転者の対応に関する事項など)

 

その他、大阪の地理試験の過去問題については、大阪タクシーセンターのHPでも

見本が公開していますので以下よりご確認ください。

地理試験(大阪)の過去問題(外部サイト)

地理試験の合格率と試験対策・地理の覚え方について

この様に上記の問題を見ると非常に難しそうに思われますが、お伝えした通り、

大阪のタクシーセンターでいきなり試験ではなく、試験に向けて4日間の講義があります。

4日間しっかり勉強すれば、普通に覚えられる内容になっています。

地理試験の合否のポイントは「知っているか、知っていないか」だけの差、

そのため、4日間きちんと居眠りせずに受けてもらうことが大切ですね。

尚、未来都の新入社員の地理試験の1回目での合格率は90%以上となっており、高い合格率です。

 

おすすめの地理の覚え方・勉強法は、主要な施設、道路、交差点をセットで覚えることです。

それらを覚えたら全体をつなげ俯瞰して覚えるのがポイントです。

東京は放射線状に皇居を中心に覚えますが、大阪は碁盤目状になっていますので、

主要な通と筋を覚えてしまうと頭の中に地図が出来てくると思います。

前述もしましたが、過去の問題については、タクシーセンターで販売されている

「地理試験問題例集」を購入し勉強するのが良いと思います。

 

尚、地方出身者が不利という訳ではないです。

該当エリアの出身者と比べ、やや不利に感じるかもしれませんが、

地理試験の問題は非常に細かい問題が多く、該当エリアの出身者だからといって

必ずしも知っている問題ではありません。

そういった点から地元出身でも、地方出身も、ほとんどスタート地点は変わらないと思います。

 

地理試験に合格した後も、タクシードライバーにとって地理を覚えることは非常に大切です。

折角なので、タクシードライバーとして実際に働きはじめた後のことも考えて、

地図を覚える習慣を付けることも大切です。

 

「ここに行くには、〇〇通で、〇〇交差点を右折するとスムーズだな」

 

といった具合に

イメージすると、より覚えやすくなるはずです。

尚、入社当時に地理が全く分からなかった方も、日々勉強を積み重ねることで

半年~1年もすれば、ベテランに近いほど覚えられ自信も付いてきます。

そして地理に自信が持てる様になると、よりタクシーの仕事が楽しくなってきます。

また地理を覚えることは基本的に面白いことでもあるので、

楽しみながら覚えることが大切だと思います!

 

以上、タクシードライバーになるために必要な地理試験についてでした!

 

 

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地理試験についてよくある質問

1.  地理試験の合格率は?

営業エリアによって難易度は異なり、未来都は大阪になりますが、新入社員の90%以上は1回目の試験で合格しています。
地理試験が難しいイメージを作っているのは東京で、東京の合格率は50%くらいです。

 

2. 問題集はどこで手に入る?

各地域のタクシーセンターで購入できます。大阪の場合は500円です。

 

3. 試験はいつ受けられる?

大阪タクシーセンターで受講する場合、毎週月・火曜日に受けられます。

 

4. 試験会場は?

試験は営業エリアごとに各1箇所あるタクシーセンターで行われています。

・大阪タクシーセンター (大阪府大阪市鶴見区鶴見4-5-9)
・東京タクシーセンター (東京都江東区南砂7-3-3)
・神奈川タクシーセンター (神奈川県横浜市中区日ノ出町2-130 2F)