なかもず営業所(堺相互タクシー)の名物内勤スタッフにインタビュー!
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頼れる“赤松さん”がいるから安心――ドライバー経験を活かして現場を支える存在とは?
今回は、現場経験が豊富で、ドライバーの気持ちがわかる、なかもずの内勤・赤松さんにインタビューしました。
ドライバーとして十数年、組合の委員長の経験も持ち、現在は配車や運行管理など内勤として営業所を支える頼れる存在です。
(未来都グループ・堺相互タクシー株式会社 なかもず営業所 内勤・赤松さん)
目次
▼あのとき迎えに来てくれたタクシー運転手が、人生を変えてくれた――赤松さんの前職ストーリー
▼知人のすすめでタクシードライバーに転身。配車依頼の多さに驚いた日々
▼無理のない運行を支える、“肌感覚”があるからこそできる判断
▼若手ドライバーも増加中!なかもず営業所は“明るくて前向き”な雰囲気
まずはじめに:なぜ内勤スタッフの声を紹介するのか?
「タクシー業界って、一人で気楽に働けるけど、孤独そう…」
「困ったときに助けてくれる人はいるのかな?」
そんな不安を持つ方に、ぜひ知ってほしいのが “営業所で働く内勤スタッフ”の存在です。
「ここなら安心して働ける」と思ってもらえるような、“人”に焦点を当てた記事です。
未来のドライバーの皆さんが、堺相互の温かい職場の雰囲気を感じ取っていただければ嬉しいです。
あのとき迎えに来てくれたタクシー運転手が、人生を変えてくれた――赤松さんの前職ストーリー
「前職はいろんな仕事を経験してきました」と語る赤松さん。工場やサッシ屋の職人、セールス、そして全国の復興現場にも携わってきたという、多彩な経歴の持ち主です。
「沖ノ島の工事の現場が終わったとき、帰りの足がなくて“どうしよう…”と途方に暮れていたら、行きに乗ったタクシーの運転手が“そろそろ帰りの時間かなと思って”って自分を迎えに来てくれて、港まで送ってくれたんです。 あれは感動しましたね」
その後、塗装業の岡山での現場ではこんな出来事も。
「特殊塗料で皮膚がひどくかぶれて急いで病院に行かないといけなくなったんですが、タクシー代が足りなかったんです。そのとき、以前に何度か乗っていた顔なじみのタクシーの運転手さんが、なぜか待っててくれていて、2000円しかないのに、送ってくれた。“なんでこんなにタクシーに助けられるんやろ”って、不思議な縁を感じましたね」
知人のすすめでタクシードライバーに転身。配車依頼の多さに驚いた日々
そんな経験を経て、別のタクシー会社の知人の「堺相互タクシーはええで」というひと言がきっかけで入社。
「堺相互はドライバーにしっかり“仕事をさせてくれる会社”なんです。他社は“お客さんを自分で探せ”って言われて不安でしたが、堺相互タクシーに入ってみたら当時は1日2000件ほどの無線配車があって、集客に困ることなんてなかったです」
その後、12〜13年にわたりドライバーとして活躍。4年目以降には組合活動にも参加し、その後、組合の委員長を務めるなど現場を深く理解する存在へとなっていきました。
内勤スタッフとして現場を支える立場へ
2024年4月からは、配車や運行管理・事故・クレーム対応など様々な業務を担う内勤スタッフに転身。
点呼やドライバーのフォロー、配車依頼の処理など、日々幅広い業務をこなしています。
「事務仕事だけやってるわけじゃないです。予約の判断や、機器の操作説明、乗務員の相談対応など、いろんな場面で“現場感覚”が生きてきます。」
無理のない運行を支える、“肌感覚”があるからこそできる判断
赤松さんの最大の強みは、やはりドライバーとしての現場経験。
「単なるオペレーターではないですよ。土地勘があるからこそ、お客様にもドライバーにも“的確な説明や判断”ができる。1万円以上の予約を効率よく振り分けたり、あまりにも無理な依頼は避けるなど、判断も肌感覚でできる。これは現場を知ってるからこそですね」
若手ドライバーも増加中!なかもず営業所は“明るくて前向き”な雰囲気
「最近は若い人が増えてきて、柔軟に対応できるドライバーも多くなりました。未来の話もできるようになってきたし、営業所の雰囲気もかなり明るくなってますよ」
堺相互の営業所は、年齢や経験問わずコミュニケーションが活発。
「営業所に戻ってくると、みんなでワイワイ話してます。みんな仲が良くて、人間関係でギスギスすることはまずないですね」
働く人にも、お客様にも誠実に――それが堺相互タクシーの伝統
「堺相互は“予約は100%取りに行く”、“最低でも5分前に到着する”っていう文化がある。それをずっと守ってきたからこそ、“堺相互は遅れずに来てくれる”ってお客さんに言ってもらえるんです」
また、病院との提携や地域密着の無線配車が充実しているため、ドライバーの集客面でも安心。
「他社から“堺相互ばっかりお客さん取ってるやん”って言われることもあるけど、それだけきめ細かい対応をしてきた証拠やと思います」
今後の展望――ドライバー視点で、現場から変えていく
前はバスの代わりに走る定期便とか、正直割に合わん仕事もあったけど、今はそういった仕事の精査もできるようになりました。
2025年4月にはnewmo・未来都グループに加わりましたし、「自分自身ドライバーとして“こうした方がええのに”って思ってたことがいっぱいあるので、それを現場から改善できたらええなと思ってます。」