新人タクシー運転手の研修内容は?教育制度について確認しよう!

タクシー会社に入社すると、まずは新人ドライバーとしての研修が始まります。
研修内容はタクシー運転手として必要な資格の取得から、知っておくべき知識や接客マナー、タクシー車両にある搭載機器の操作方法など多岐にわたります。

 

タクシー運転手になる人には、さまざま経歴の人がいます。

新卒で社会経験がない人、社会経験はあるけどタクシー運転手は初めての人、他社からの転職組のタクシー乗務経験がある人など。

その多様な人たちが、安心して乗務をスタートするためにどんな研修が行われているのか、詳しく紹介していきます。

目次

▼新人研修の全体の流れ

1. 普通自動車第二種免許の取得

2. 地理試験の合格(大阪府、東京都、神奈川県の場合)

3. 接客・法令等の研修(社内研修)

4. 教習車を使った実地研修

5. 営業所に配属後の研修

▼免許取得中、研修中の給与はどうなる?

▼乗務デビュー後も定期的にアフターフォロー

▼新人研修についてよくある質問

1. 研修期間はどのくらい?

2. 試験は難しい?

3. 研修中にも給料はもらえる?

4. 新人研修以外の研修はある?

5. 経験者も新人研修を受ける?

▼タクシードライバーにチャレンジしてみませんか?

新人研修の全体の流れ

新人研修の全体のスケジュールは約1ヶ月ほどになります。
まずタクシー運転手として業務を行うために必要な資格の取得を行い、実際にお客様を乗せて運転するときに必要となる接客の技術や支払い方法などを学んでいきます。

 

研修内容の全体像については各社ごとに内容の違いはありますが、ほとんどの会社は以下の5ステップで新人研修を行っています。

 

1.普通自動車第二種免許の取得
2.地理試験の合格(大阪府、東京都、神奈川県の場合)
3.接客・法令等の研修(社内研修)
4.教習車を使った実地研修
5.営業所に配属後の研修

 

それでは、詳しく見ていきましょう。

 

 

1. 普通自動車第二種免許の取得

タクシー運転手はお客様をお送りしてその対価としてお金を頂きます。その業務を行うには二種免許の取得が必要になります。

取得費用については基本的に新人研修の一部として会社負担のサポートがあるので、未経験の人も安心してください。ご自身で面接前に取得する必要はありません。
※ただし、普通免許は必要です

 

試験の内容は、普通免許の内容に加えて「お客様を安全に目的地に届ける」ための問題が追加されますが、そこまで難しくはありませんし、合格するまで何度も受験することができます。

 

▼試験対策についてはこちらの記事も参考にしてください

参考記事:タクシードライバーに必要な資格【採用・試験対策】

 

2. 地理試験の合格(大阪府、東京都、神奈川県の場合)

大阪府の他、東京都・神奈川県といった都市部でタクシー運転手になるためには地理試験の合格が必要になり、それぞれの地域にあるタクシーセンターで講義を受けます。

講義内容は「法令」、「地理」、「安全」、「接遇」、「交通バリアフリー」。運転手としての資質や交通安全に対する意識を高めます。

 

タクシーセンターでの研修は4日間あり、最終日の試験に合格すると乗務員証が発行されます。この乗務員証をもって、晴れてタクシー運転手として運行することができるようになります。

 

3. 接客・法令等の研修(社内研修)

多くのタクシー会社では、タクシーセンターの研修とは別に会社ごとの方針に沿った研修を実施しています。

タクシー会社ごとに異なる車両の取り扱い方や、営業所ごとの得意先の所在地など、座学と実践の両面からしっかりとした指導を行います。

また、お客様が体調を崩された際の対処など、ぞれぞれのシチュエーションに合わせた対応マニュアルも学んでいきます。

あいさつや言葉づかいなど、接遇面についての研修は業務の基本になるので、特に念入りに行うことが多いです。その他、研修では下記の内容について細かく学びます。

 

・会社の特徴、歴史など会社概要について
・旅客接遇
・お客様を乗せるときのルール
・間違えやすい地名
・車イス等を利用するお客様への対応
・酔っぱらったお客様等への対応
・安全輸送と交通事故防止
・事故や違反を起こしたときの対応方法
・高速道路を走行時の注意点
・タクシー関係の法令
・乗車禁止地区の位置
・営業範囲のルール
・無線や配車アプリ、メーター機器の使い方
・日報記載方法(未来都では簡略化のためデジタル化しています)
・タクシーチケットの取り扱い
・車両整備

 

4. 教習車を使った実地研修

座学研修や車両を使った実地研修は、タクシー会社によりますが本社で座学研修を受けた後に営業所で受けるケースが多くなります。

実地研修では、教官や他の新人タクシー運転手をお客様に見立てたロールプレイング方式で研修を行い、挨拶やメーターの使い方の他、乗車禁止地区や右折禁止の交差点等を確認します。

 

5. 営業所に配属後の研修

教育担当を助手席に乗せる側乗研修で営業エリアごとの特性について学びます。
法人契約の顧客の所在地や待機場所、よく使うルートなどを確認します。

 

その他、地域や時間帯で変わる顧客属性も重要です。
商談に行くサラリーマンが多い地域か、買い物の足に使う生活者が多い地域なのか、属性を知り営業戦略に活かしていきます。

免許取得中、研修中の給与はどうなる?

採用決定から初乗務までにかかる約1か月間は日給が支払われる会社が多いです。

(未来都の場合は教習所に通う間も1万円/日を支給)

二種免許を既に取得している経験者の場合は、教習所などを省略した研修を行っています。

乗務デビュー後も定期的にアフターフォロー

日々の業務内容を運行管理者がチェックし、安全運転、事故防止のための気付きがあれば、随時フィードバックを行います。
希望者には売上アップに向けた営業勉強会も行うこともあります。

 

未来都に入社された場合には、乗務デビューから3か月目と6か月目にはフォローアップ研修を実施しています。
運転や接客について振り返りを行い、良いところは伸ばし、問題点があれば改善し、ドライバーの収入アップを共に目指していきます。

新人研修についてよくある質問

1. 研修期間はどのくらい?

入社から乗務デビューまでの期間は約1ヶ月程度の人がほとんどです。その内訳は下記のようなイメージになります。

 

・普通自動車二種免許:9日前後
・地理試験:4日〜7日ほど
・営業や接客、法令、機器操作の研修:5日前後
・教習車での実地研修、営業所研修:8日前後

 

二種免許や地理試験を合格するまでにかけた日数によって初乗務までの日程が変動します。

 

2. 試験は難しい?

免許試験場、タクシーセンターの各試験は、きちんと勉強すれば誰でも合格できます。未来都から受験しているドライバーの90%以上は一回目で合格しています。

 

3. 研修中にも給料はもらえる?

未来都の場合、教習所に通っている期間も含めた研修期間中、日給1万円を支給しています。

 

4. 新人研修以外の研修はある?

未来都の場合、乗務デビューから3か月目と6か月目に、本社で行うフォローアップ研修があります。

 

5. 経験者も新人研修を受ける?

経験者の人にも資格取得以降の研修は受けていただきます。
安全面はもちろんですが、未来都では特に「乗務員の質は当社の財産」と考えているので、この考え方に共感していただくために研修を受けていただきます。

 

▼未経験でタクシードライバーになる人の割合は、新入社員の8割!

こちらのページで詳しく紹介しています。参考にしてください。

参考記事:未経験ではじめるタクシードライバー転職

参考ページ:社員紹介インタビュー

タクシードライバーにチャレンジしてみませんか?

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