中高年転職者にチャンス!タクシードライバーの採用年齢

収入アップを目指したい人。生活の変化で違う環境で働きたいと思っている人。そんな中高年の転職で気になるのはやはり『年齢制限』ではないでしょうか。
タクシードライバーの転職には、若者が有利な点も確かにありますが、年齢が理由で不利になることはありません。中高年でも若者と変わらずチャンスがある、それがタクシードライバーです。

ただ、タクシー会社によっては定年制度があったり、二種免許の取得における年齢制限がありますので、その点を含めた転職可能な年齢を見ていきましょう。

目次

▼タクシードライバーの平均年齢は約60歳

▼働ける年齢=第二種免許の取得は21歳から

▼タクシードライバーの定年は65歳

▼個人タクシーの場合は年齢制限なし

▼10人に1人は75歳以上の高齢ドライバー

▼未経験&中高年からの転職が可能

▼未経験&中高年からの転職でも稼ぎやすい

▼中高年の転職先としておすすめのタクシードライバー

▼タクシードライバーになる際の注意点

▼健康さえあれば、中高年転職者にも大チャンス

▼勤務形態など、希望する働き方が実現できます!

タクシードライバーの平均年齢は約60歳

全国ハイヤー・タクシー連合会の調査によると、タクシードライバーの平均年齢は約60歳です。この数字はここ20年間でほとんど変化していません。

平均年齢60歳ということは、他の職業の平均年齢が約40.2歳(※)ですので約20歳ほど上回っていることになります。中高年の転職先としてのイメージがあるタクシードライバーですが、数字から見てもそうだということがわかります。

また、他の産業に比べ高年齢化しているのは、定年退職後の再就職先としても選ばれているから。最近では20代のドライバーや女性ドライバーもどんどん増えていますが、新たに異業種から働き始める中高年ドライバーも多く活躍しています。

 

※賃金事情等総合調査 賃金事情調査 2021年

働ける年齢=第二種免許の取得は21歳から

タクシードライバーとして営業するためには、二種免許の取得が必要になりますが、その免許の受験の条件は「普通自動車免許取得後3年以上の満21歳以上の人(※)」であることと、視力など健康面に問題がないことです。

つまりタクシードライバーの最年少は21歳ということになります。
逆に、年齢の上限はありませんが、高齢の場合は視力検査など健康面の条件が課題となってくることや、仮に50歳で運転免許を取得していたとすると、53歳まで二種免許を取得できないので、そういったケースでは断念せざるを得ない場合があります。

 

※令和4年5月より、取得条件が以下の様に緩和されました。

―特別な教習を修了すると、19歳以上であり、かつ、普通免許等を受けていた期間が通算して1年以上あれば、第二種免許、大型免許及び中型免許の運転免許試験を受けることができることとなります。

タクシードライバーの定年は65歳

タクシー会社の規定によりますが、多くのタクシー会社では65歳を定年としているところが多くなっています。ただ、定年=退職ではない場合も多く、定年後も契約延長で継続して働ける会社もあります。
また、正社員ではなく非正規や嘱託社員といった雇用形態に変更し、それに伴った労働条件で働くケースもあります。こういった制度の仕組みがあるおかげで、70代や80代のドライバーにも活躍する場が与えられています。

ただし、どの雇用形態で働くにしても、健康状態に問題がなことが必須条件となります。法令での年齢制限はありませんが、高齢ドライバーによる運転の安全性を考慮し、長くても75歳までとする会社がほとんどです。

個人タクシーの場合は年齢制限なし

タクシー会社に勤める場合は65歳の定年で、その後は会社の制度により再雇用を行うことが多いですが、個人タクシーの場合は条件が異なります。

個人タクシーの営業には営業許可の申請が必要になり、新規申請は65歳の年齢制限があります。既に事業許可を得て営業している場合、法令違反の状況により1年後、3年後、5年後の更新が必要になりますが、その際の年齢制限はありません。

ただ、65歳以上になると違反の有無にかかわらず、65歳以上で3年後、73歳以上で2年後、75歳以上になると1年後の更新が義務付けられています。

10人に1人は75歳以上の高齢ドライバー

大阪タクシーセンターの資料(※)によると、大阪エリアで営業する75歳以上のドライバー数は3,025人います。全体の数字と比べるとその割合は約13%になります。

この内、ほとんどのドライバーがフルタイムで働いてはいませんが、それだけ息の長い職業であることがわかります。

 

※年齢別運転者数及び運転者証(事業乗務証)交付数について 令和4年7月31日時点

未経験&中高年からの転職が可能

タクシー会社の多くは二種免許の取得費用負担の制度がありますので、「普通免許の取得から3年以上」の条件さえクリアしていれば十分にチャンスがあります。
入社時研修も充実しており、不安な人が多い土地勘も日々の営業を繰り返していると、一か月後には最低限の知識が身につくので、最低限のマナーやコミュニケーション能力がある人なら、安心して仕事に就けると思います。

ちなみにですが、タクシードライバーの平均勤続年数は約10年程度。

また、タクシードライバーを始めた年齢は40~50代の人が一番多い年代になりますので、中高年からのチャレンジでも全然遅くありません。

働き出すまでには教習に通ったりと約一か月は準備期間が必要になりますので、もし検討されている人は早めの行動をおすすめいたします。

 

▼採用における未経験者の可能性や、経験者の有利なポイントについてはこちらの記事をご覧ください。

・参考記事:未経験ではじめるタクシードライバー転職

・参考記事:経験者に聞きたい!みんなのタクシー体験談

未経験&中高年からの転職でも稼ぎやすい

会社勤めなどの一般的な職業では、これまでの経歴や勤続年数が考慮され給与に反映されますが、タクシー会社の多くは歩合制の体系をとっています。そのため、未経験からでも給与アップまでのステップアップが格段に速いことがタクシードライバーの特徴です。
未経験の人でも研修を終えると一人前のタクシードライバーです。なかなか未経験から一か月で、仕事の進め方でも給料面でも独り立ちできる職業はないかと思います。

 

▼年功序列や経歴が給与に関係ないタクシードライバーの収入について詳しく知りたい人はこちらもご覧ください。

参考記事:タクシードライバーの平均年収と稼ぐドライバーの条件

中高年の転職先としておすすめのタクシードライバー

実際のところタクシー業界には、「長時間労働」や「高齢化の進む業界」といったネガティブなイメージが先行しているという課題があります。

 

しかし近年では労働時間は厳しく規制され、むしろ他の業界よりも“働きたくても働けない“仕組み化が進んでいます。

平均年齢も依然高いままではありますが、年齢問わず1年目から稼げる点が若い人から人気で、若い世代がどんどん集まって来ています。

また、社会の高齢化が進むにつれ社会貢献性の高さも評価されるようになってきたりと、ポジティブなイメージを持つ人が増えつつあります。

 

昔のイメージから変わっていない部分もあります。

「特別な資格や経歴はいらない」「他の業界で失敗した人でも活躍できる」

このふたつは今も変わりません。

 

たとえ50歳を超えてからのチャレンジでも平均年齢以下のタクシードライバー。

中高年の転職志望者にはおすすめの職業です。

タクシードライバーになる際の注意点

(1)体力は必要不可欠

どの職業にも言えることですが体力は必要不可欠です。特にタクシーの場合、多くのタクシー会社で主流となっている「隔日勤務」と呼ばれる丸一日働くような勤務体系や、夕方から朝方まで働く「夜日勤」だと生活リズムが特殊です。

また乗務中は安全に気を使うことはもちろん、お客様の動きを予測するなど意外と集中力が必要な仕事です。時間帯ごとのお客様の動きを追っていると意外とアイドルタイム(お客様がいなくなる時間)もありません。

働く際には、自身に合った勤務体系を自由に選択できるタクシー会社を選択し、休憩・リフレッシュの取り方を工夫をするなど取り組みましょう。

 

(2)視力は年々衰えて来る

視力については、免許取得時や更新時に普通免許(一種免許)の時より厳しい基準が設けられています。メガネやコンタクトレンズで補整はできますが、加齢に伴う視力低下だけでなく、発症しやすくなる目の病気もあります。視力は安全に直結する問題なので、特に注意が必要です。

健康さえあれば、中高年転職者にも大チャンス

タクシードライバーになるために厳しい条件はなく「健康第一の職業」です。
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タクシードライバーになるメリットは「タクシードライバーの真実!④「年齢編」おじさんだけじゃない!?若い人が増えている7つの理由」でも解説しておりますので、気になる人はご覧ください。中高年ドライバーにも当てはまる内容が詰まっております。

また、気になる給与面は「タクシードライバーの平均年収と稼ぐドライバーの条件」でご確認ください。

勤務形態など、希望する働き方が実現できます!

未来都では昼日勤・夜日勤・隔日勤務など、希望の勤務形態から選べます。また、未経験の人に安心な、免許の取得支援はもちろん、事故時の費用も会社が全て負担。クレジットカード利用手数料以外の、従業員負担は一切ありません。

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