タクシー転職で成功する!効率的に稼ぐための戦略とは?
異業種からの転職者も多いタクシー業界。転職前や働き始めは給与の「歩合制」に不安があったとよく耳にします。
これからタクシー業界で働く人向けに、どれくらいの収入が見込めそうなのか、安定した収入は期待できるのか、そういった不安を軽減するため、タクシー業界の「稼ぎ方」について、わかりやすくご説明します。
▼タクシードライバーの年収について詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください
目次
タクシードライバーの給与はだいたい歩合制
頑張って稼ぐ人とそうでない人に分かれる
タクシードライバーの年収は、営業スタイルを確立させた人が年収800万円以上を稼ぐ一方、年収400万円に満たないドライバーも存在します。
タクシー会社の多くが、給与の歩合制を採用しているためです。
通常、運転業務中は社外にいて管理ができないので、ドライバーを平等に評価をするための制度でもあります。つまり、やる気のある人を応援するための仕組みになっています。
しかし、歩合制に対するイメージは「稼げる」ポジティブなイメージの反面、「安定しない」「無理をしないと稼げない」など給与に対する不安につながる人も多いのが事実です。
実は、タクシーは誰でも稼げる仕事
タクシー会社には、ドライバー以外にも運行管理者や配車オペレーターなど、ドライバーをサポートする様々な職種の人材が働いていますが、ドライバーだけの平均年収は456万円です(未来都の2021年度実績)。
年収が低いイメージの真相は「収入編」で詳しく解説していますが、年金受給者で最低限のお給料を目的としている人や地方のドライバーも含めた平均年収の影響から、稼げないイメージが定着してしまっています。実際のところ、特別なスキルがなくても効率よく頑張れば、人並みに稼げる仕事なんです。
実力主義でやりがいが感じられる
他の職業との違いで言うと「タクシードライバーは歩合給ですので昇給のスピードがとても早い」です。未来都でも、1年目から年収650万円を稼ぐ新人ドライバーがおりますし、トップドライバーは約800万円を安定して稼いでいます。
▼タクシードライバーの年収についてもっと知りたい人はこちらもご覧ください
参考記事:タクシーの生涯年収は大手企業を上回る!?
年収456万円を稼ぐための売上目安は?
具体的にシミュレーションしてみましょう!
未来都のタクシードライバーの平均年収456万円を稼ぐためには、どれくらいお客さんを乗せないといけないか、実際にシミュレーションをしてみましょう。ここでは、業界的に最も一般的な隔日勤務の勤務形態で計算してみます。
このように、逆算して考えていくと、だいたい1時間あたり2名のお客様を乗せることが目安となります。
顧客単価を1,500円とした場合、乗車時間はだいたい15分程度になるので、次のお客様を15分ほどで見つけて、15分程度で乗せてを繰り返すことができれば良い計算になります。
また、このシミュレーションは顧客単価を一番割合として多い1,500円前後で計算しているので、割り増し料金の深夜帯や、長距離のお客様を乗せた場合はもっと余裕を持って営業することができます。
歩合率の補足になりますが、未来都の歩合率(売上に対する給料の割合)は業界最高水準ですので、頑張れば頑張るほど稼げる給与に反映されやすい環境です。
※歩合率は業界平均で5~6割で未来都は6割
▼平均以上を稼ぐシミュレーションはこちらの記事をご覧ください
参考記事:目標年収700万円!売上シミュレーション
お客様の集客は配車アプリ・無線でサポートがある
未来都は全国でも唯一となる3社の配車アプリと提携しているタクシー会社です。アプリ利用率の多い日には8割がアプリから乗車いただくこともあり、業界未経験の人の「お客様を拾うコツがわからない」といった不安は全く心配ありません。お客様にとっても、未来都は他社に必要な迎車料金がかからないので、非常に喜ばれて(選ばれて)います。
従業員負担金の給与天引きは一切なし
給与の計算には売上からガソリン代金やクレジットカート手数料などが差し引かれる場合があるので、その場合には上の表から再計算が必要です。未来都の場合は、事故時の補償も含めて会社が全て負担しています。
▼タクシー会社の違いについて詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
自分でも安定した売り上げは達成できる?
安定した売り上げを積み上げるために大切な、3つの基本的な考え方をお教えします。売上成績ランキング上位の常連ドライバーが実践している思考法です。
1.売上=顧客数×単価を常に意識する
安定した収入を目指すなら、「顧客数を増やすこと」「顧客単価を上げること」にはどうすれば良いかを考えて行動する必要があります。逆に言えば、考えることはこれだけなのでとてもシンプルです。
2.ベテランドライバーがこだわる実車率
「お客様を乗せて走行した距離÷総走行距離」を実車率と言い、タクシーを走行させた総距離のうち、お客様を乗せていた距離の割合を示す数値です。
この数値が高ければ高いほど、代金が発生している走行が多いことになるので、無駄なく効率的に営業できていることがわかります。
ベテランドライバーほど、この数値を追求し、日々の営業方針を改善しています。
3.高単価のお客様の狙い打ちは難しい?
営業エリアや時間帯によって顧客単価の傾向はありますが、少しギャンブル要素を含んでいるので狙って高単価のお客様を獲得し続けるのは難しいです。
また、タクシーは営業エリアが決まっているので、長距離の帰り道はお客さんを乗せられなかったり、道路運送法で定められた時間内で効率よくお客さんを乗せようと思うと、高単価より数を稼ぐことに比重を置いた方が効率的なケースが多いです。
▼稼いでいるドライバーの特徴について、もっと知りたい人はこちらの記事もご覧ください
運転のテクニック以外で意識すべきこと4つ
1.営業中の立ち回り方法
「いつどこで何をする」を考え、場当たり的に営業しないことが大事です。
基本的に営業中の立ち回りは、タクシーを求めている人を探して街中を走行する「流し」と駅、空港、ホテル、商業施設、ビジネスビルの待機場所がある所で順番を待つ「付け待ち」の2つを効率的に使い分け、1日の時間の使い方を戦略立てます。
自分の勝ちパターンを見つけて、経験を積み上げて行きましょう。
2.情報収集
先輩や同僚ドライバーと情報共有したり、インターネットでもイベント情報、天気、工事・渋滞情報、電車の運行情報(遅延、見合わせなど)など、様々な情報が得られます。その時々で臨機応変な対応が求められます。
3.コミュニケーションを大切に
情報収集で先輩・同僚ドライバーとのコミュニケーションの大切さは理解してもらえたと思いますが、当然お客様との交流も大切です。
お客様とのコミュニケーションが円滑になると、固定客になってもらえる可能性もありますし、移動距離の延長にも繋がります。
また、効率の面で考えると、コミュニケーション不足が原因で問題が発生しその対応に手間取られると、その分お客様を獲得するチャンスを失うことになります。
4.計画と改善を行う
事前に方針を立てることで、成功した時の再現性が、失敗した時の反省点が明確になります。そうして時には実験的な取り組みも行いながら、改善を繰り返していくことで、安定した高収入を実現することが可能になります。
コンスタントに稼ぎ続けるには心の健康が大事
常に前向きに取り組むために意識すべきこと
他の職業にも共通して言えることですが、安定した精神状態を保つことは重要です。特にタクシー業務は、誰からも指図されることはありませんが、逆に言うといくらでもさぼることができる仕事です。常に前向きに取り組むために、3つの事を意識しておきましょう。
ストレスをためない
一番ストレスの原因となるのは、環境に不満があることです。勤務形態など、納得した条件で働くことができるとストレスのない毎日を過ごすことができます。
効率的に休憩・休暇を取る
特に隔日勤務の場合など、タクシードライバーの業務は一回の勤務が長時間に及びがちです。
集中力を常に切らさないようにして、チャンスを逃さないようにしましょう。
悩みを1人で抱えない
簡単に解決できるものは良いですが、1人では解決できないものもあります。そんな時は誰かに相談しましょう。また、不安をそのままにしておくと、どんどん大きくなってしまいます。ストレスを抱えたままの状態は心身に良くないので、早めに対処することをおすすめします。
心が不健康だと、業務すべてに悪影響が出てしまう
逆に、心の不健康が生み出す、マイナスの要因を見てみましょう。
接客が雑になる
雑な接客は目的地よりも早く降りられて顧客単価を下げたり、クレーム対応の時間をつくるはめになります。非常に非効率です。
注意が散漫になる
お客様を取りこぼすだけならまだしも、事故の原因にもなります。未来都は修理費や損害賠償金などを会社が全て負担するとはいえ、怪我をさせてしまってはどうしようもありません。
道を間違える
道を間違えるとお客様に迷惑をかけることになり、無駄な走行を生み出します。
悪循環を生む
やる気が無くなり、ミスを生み、さらにやる気がなくなります。心身ともに健康でいられること、これが一番大事です。
▼ストレスフリーなタクシーの働き方を詳しく知りたい人はこちらの記事もご覧ください。
参考記事:どこまで自由?タクシードライバーの働き方
基本的かつ具体的な営業テクニック
ここでタクシードライバーになりたての人、もしくはこれからなる人に向け、基本的なテクニックをお伝えします。
個人タクシーの多い場所で付け待ちする
個人タクシーの事業主となるには一定以上の経験・実績が必要です。個人タクシーのドライバーは良いお手本になる場合があるので、マネしてみましょう。
付け待ちの最後尾がブレーキランプなら並んでみる
ブレーキランプで停車している場合、回転の速い待機スポットの可能性が高いです。逆にパーキングで停めていると、待機時間が長くなる可能性があるので要注意です。
損切りの速さを意識する
付け待ちの時など、いつまでも待ち続けるのはより時間の損害を大きくします。それだけ待ったのにワンメーターだった。なんてこともあります。
信号待ちは左車線&先頭で
お客様も効率よくタクシーを拾うために信号付近でタクシーを探します。また、2台並んでいると前のタクシーに乗り込むので、できるかぎり先頭で停まることを意識しましょう。
周辺のイベントに合わせて営業エリアを変更
イベントの内容・場所によっては効率よくお客様を獲得できる場合があります。常に情報収集を心掛けましょう。
長距離客を狙う
なかなか狙ってできることではありませんが、長距離客は実車率効率が良いお客様です。終電後の繁華街など可能性の高いところから狙っていきましょう。
夜勤で頑張る
昼間の時間帯に比べ、夜間は割り増し料金や終電後の移動などで効率よく稼ぎやすい傾向があります。とにかく稼ぐたい人は日勤より夜勤がおすすめです。
ゆっくり走る
ドライバーがお客様を見つけやすく、お客様がタクシーをつかまえやすいような速度を心掛けて運転しましょう。
アイコンタクトをとる
運転している側が思っている以上に「空車」のマークは見えづらいので、外を歩くお客様と目線を合わせ、乗せる意思があることをアピールしましょう。
右折しない
右折するためには道路の中央に寄らないといけません。そのタイミングでお客様に出会ってしまっては乗せることができなくなるので、右に曲がりたい時は、左折を3回繰り返して進みたい方向へ曲がることもテクニックの1つです。
こんなタクシードライバーは稼げない
自己管理が下手
頑張り時に頑張れない。健康管理ができない。タクシードライバーは出勤時間も比較的自由な仕事ですが、好きな時間に出勤していると、お客様の多い時間帯を逃します。
新しい営業エリア・営業スタイルを探さない
どうしても景気やウイルス性感染症がダイレクトに影響する場合があります。そんないつもの営業スタイルが通用しない状況では、臨機応変にスタイルを変えてみる必要があります。
給与が低くても満足。妥協してしまう
頑張ればその分だけ給与に反映されますが、逆に言うとやらなければ給与はもらえません。向上心やハングリー精神のある人とない人では、同じ勤務時間でも収入に差が出てしまいます。
基本的に不真面目
休憩が多い。出勤時間がバラバラで営業スタイルが定まっていない。行き当たりばったり営業でギャンブル的な営業スタイル。
このようなドライバーは、稼げても一時的な稼ぎになりがちです。安定して、効率よく営業することが大切です。
稼げるタクシードライバーへの第一歩は働く環境選びから
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