【実例公開】タクシードライバーの条件別平均年収
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タクシードライバーの平均年収は約360万円と言われていますが、平均年収と言われても自分自身に置き換えた時にどれくらい稼げそうか、ピンと来ない人も多いのではないでしょうか?
このページでは、ドライバーの年収をドライバーの年齢や勤務スタイルごとに解説しています。
あなたに当てはまる条件の平均年収はどうでしょうか?
目次
タクシードライバーの平均年収は?
まずは、タクシー業界の平均年収から見てみましょう。
平均年収と言っても、個人差はもちろん、年代や勤務形態、地域によって大きく開きがありますが、業界平均として約360万円と言われています。
他の職業も含めた全産業の平均年収は420万円と言われているので、約60万円ほどの開きがあります。
タクシー=低所得のイメージがあると聞くこともありますが、平均年収が低いのには、実はしっかりとした理由があります。
タクシードライバーの平均年収が低くなる理由
皆さんはご高齢のドライバーの方が運転しているタクシーに乗車したことはありませんか?
恐らく、そのドライバーは定年後に嘱託社員制度を利用してシルバー人材として働いているドライバーです。
タクシー業界は、会社によって様々ですが定年を60~65歳などの範囲で定めており、その後も正社員と同じ働き方や年金受給に合わせた働き方で活躍し続けるドライバーが多くいます。
平均年収の約360万円というデータは、そんな年金受給者の年収も含んだ数字になっているので、タクシードライバーの平均年収が全産業の平均年収よりも低くなってしまうというカラクリになっています。
逆に生涯賃金だけを見てみると、タクシードライバーは働ける期間が長くなるので、他の職業に追いつく、もしくは上回ることができるという特徴があります。また以下のデータからもタクシードライバーは高齢でも長く安定して働ける業界といえそうです。
参考)65歳以上の業界別の割合
タクシー・・・46%
不動産業、物品賃貸業・・・26.4%
サービス業・・・23.0%
生活関連サービス業、娯楽業・・・18.7%
建設業・・・17.1%
情報通信業・・・2.9%
金融業、保険業・・・5.4%
製造業・・・8.8%
▼稼ぐタクシードライバーの条件について詳しく知りたい人はこちらもご覧ください
ドライバーの条件別に平均年収を知る
全国にタクシー会社は多数ありますが、ドライバーの条件別の細かい年収データは公開されているところがほとんどありませんので、未来都のドライバーにおける条件別の年収データを見てみましょう。
※2024年実績です
※嘱託社員の年収は省いたデータになります
1. 年代別
・20代:521万円
・30代:544万円
・40代:528万円
・50代:536万円
2. 勤務形態別
・昼日勤:491万円
・夜日勤:537万円
・隔日勤務:327万円
3. 属性別
・1年目ドライバー:502万円
・嘱託社員(シルバー人材):405万円
▼都道府県別の年収についてはこちらもご覧ください
参考記事:都道府県別のタクシードライバーの平均年収
勤務形態で年収は大きく変わります
前述したように、様々な働き方があるタクシードライバーの年収は、どの時間帯で働くかの勤務形態でもある程度の傾向があります。勤務スタイルについてはこちらの「どこまで自由?タクシードライバーの働き方」でご紹介していますので、ここでは簡単に説明します。
タクシードライバーの働き方は、大きく分類して3つの勤務形態があります。それぞれ労働時間や勤務日数が異なります。
1. 昼日勤
昼日勤は、一般的にイメージする会社員と同じ時間帯で働く勤務スタイルです。8時間勤務の、内1時間以上の休憩を挟む働き方です。
ドライバーの希望によって様々ですが、4:00~13:00、6:00~15:00、8:00~17:00などの時間帯で働いています。
勤務日数は月に22~24日ほどで、6~8日が公休となります。
昼間に働くスタイルは希望者も多い一方、稼ぎ時の夜帯にドライバーを充てたいタクシー会社では、昼日勤を採用していない場合もあります。
お客様は商談に向かうビジネスマンや住宅街から病院に向かう高齢者がメインです。意外に思うかもしれませんが、タクシーのお客様はどの時間帯でも増減はありますが途切れることはありません。
2. 夜日勤
夜日勤は、昼日勤と逆の夜間のみ働く勤務スタイルです。
勤務時間は、14:00~23:00、16:00~翌1:00、18:00~翌3:00の時間帯などで、昼日勤と同じく8時間勤務で内1時間以上の休憩になります。
割増料金や、終電後の長距離のお客様等、顧客単価が上がる条件が多く利用者も多いので、昼日勤より給与が高くなる傾向があります。
お客様は、繁華街に向かう人や飲み会帰りの人が多くなります。
3. 隔日勤務
タクシードライバーの勤務スタイルで最も主流となるのが、この隔日勤務です。車両の割り当て等、効率が良いので多くのタクシー会社が採用しています。
隔日勤務は、昼日勤と夜日勤をまとめた2日分を一度に働くような勤務スタイルで、3時間以上の休憩を含め、20時間の勤務時間となります。
出勤した「出番」の翌日は「明け休み」というお休みで、月12日~13日勤務、4~6日の公休となります。
▼タクシードライバーの働き方について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください
参考記事:どこまで自由?タクシードライバーの働き方
給与体系もタクシー会社ごとに異なります
歩合給制度が多いタクシー業界ですが、細かい給与体系は会社ごとに違いがあります。ここではわかりやすい計算方法として、売上に一定の数値をかけることでおおよその給与を算出する”歩合率”をご紹介します。求人票でもよく目にする計算方式です。
その計算方法は下記になります。
給与(手取り)=[売上×歩合率]-従業員負担金
歩合率は業界平均でだいたい50〜60%となっています。
歩合率は高ければ良いというわけではありませんが、歩合率が高ければ高収入を目指しやすく、低ければその分基本給の割合が高くなるので安定しやすくなります。
その他、A型賃金などのタクシー業界ならではの給与体系については、こちらの「優良タクシー会社の選び方 おすすめ比較ポイント」でご紹介しています。
歩合率は大手タクシー会社では60%前後であることが多いですが、そこから差し引かれる従業員負担金の項目は会社によって違いがあります。
代表的な負担金の一例をご紹介します。
<従業員負担金の例>
➀事故の修理費
②クレジットカード、キャッシュレス払い、アプリなどの手数料
③車両のリース代
④燃料費
⑤制服代 等
これらの負担金は、ドライバーの稼ぎ(売上)から差し引かれていく項目になりますので、会社選びの際にはしっかりと確認し、後から知って公開することのないようにしてください。
▼タクシー会社の選び方を詳しく知りたい人はこちらもご覧ください
タクシードライバーで年収1,000万円は可能?
結論から言うと、タクシードライバーで年収1,000万円を目指すことは可能です!
例えば、以下のような条件に当てはまるタクシー会社であれば十分に目指す事が可能です。
<年収1,000万円を目指せるタクシー会社の条件>
① 営業エリアが東京や大阪など大都市圏である
② 配車アプリや無線が充実している
③ 従業員負担金がない
④ 歩合率が60%前後
さらに、夜勤の勤務スタイルだと、より実現の可能性は高まります。
▼失敗しないタクシー会社の選び方はこちらの記事をご覧ください
年収700万円は現実的な数字?
年収1,000万円は夢のある数字だと思いますが、実現性のある目標年収として700万円だと、どの程度現実的になってくるのでしょうか。
年収700万円はこれからタクシードライバーをはじめる業界未経験の1年目からでもチャンスがあります。
参考までに2024年10月度における未来都のドライバー実績をご紹介します。
・未経験入社で入社9か月目ドライバー(25歳)が売上100万円達成
・未経験入社で入社8か月目ドライバーが売上90万円 を2か月連続達成
・昼勤で売上96万円達成
※夜勤の方が昼勤より稼ぎやすい傾向にあります
売上100万円の場合、未来都は歩合率が60%で従業員負担金はありませんので、給与は60万円(年収換算で720万円)となります。稼げる仕組みづくりが整っている環境(タクシー会社)であれば新人ドライバーでも年収700万円を達成することは現実的な数字です。
その他、実際のドライバーの売上ランキングや稼げる秘訣はこちらの「未来都はこんなとこやで!!」で毎月更新していますので、ご一読ください。
▼こちらの記事では、具体的な売上目標や営業スタイルを検証しています
参考記事:目標年収700万円!売上シミュレーション
あなたに合った働き方は?
タクシードライバーの年収、給与について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
年収1,000万円を目指す働き方や、サラリーマンと同じ時間帯かつストレスなく700万円を目指す働き方、もしくは子育てと両立しながらの働き方など、自由な選択ができるのがタクシードライバーの魅力です。
もう少し具体的に検討したいと思っていただけたら、ぜひお問合せ・ご相談ください。
タクシー業界や仕事について、もう少し知りたい人や、ご自身のご要望とマッチするのか確認したい人がいましたら、納得できるまでお付き合いいたします。
お話だけでも大歓迎!お問合せ、お申込み、お待ちしております。
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